2007年10月26日

ドイツ語 私とあなたの距離?−SieとDu

ドイツ語を習った方なら知っている、Sieとdu(ズィーとドゥ)。どちらも二人称の「あなた」。

簡単に言うと、duは親しい間柄で、Sieはちょっと距離の置いた間柄に使われる。出会った場所にもよるけれど、初めて会った人にSieを使っておけば間違えはない。

kyori.gif


間違いないと書いたけれど、カジュアルな場所や大学など若者が多くいる場所では10代や20代前半ではなくても生徒ならば、いきなりduで呼びかけられるので、Sieで話し返したら変だし、場合によっては失礼になってしまう。

私が結婚する前、夫の親戚が集まることがあり夫の叔母とお話しする機会があった。2、3度彼女と顔をあわせることがあった後、彼女が私にお互いを「du」で呼び合うことを申し出た。私との距離を縮めてくれた、または縮めたいと思っていただいたことに喜んで、私は「Ja」と答えた。

でも相手は年のかなり離れた年配の方。年配というだけでなく、普段会うことも少なければ電話をする仲でもない。私は知らず知らずの内にいつも間にか「Sie」に戻っていたらしい。

ある日彼女が皆の前で、「Ranunkel(私の名), DU bist Ranunkel und ich bin DU, nicht SIE.」(らぬんける、あなた(du)はらぬんけるで、私は「DU(あなた)」よ、「SIE」ではなくて。)と言った。

気が付かなかったとは言え、「du」で呼ばれているのに「Sie」で相手を呼ぶことは、私が叔母と距離を置きたいと思われても仕方がない−。

運良く彼女は私が外国人だからか(?)私に気付かせてくれたけれど、そうでなかったと考えると、変な誤解が生まれる可能性があって怖い。

でもこれを反対に使うこともできる。(と思う。)例えば、見知らぬ相手に馴れ馴れしく「du」を使われ、それに不快を感じたなら「Sie」で返せばよいわけだ。

kuro.gif
「Wer bist du?」「Meinen Sie mich?」


前置きは長くなりましたが、(えっ?長っ!)とにかく私はドイツに来て以来、日本の敬語とは違い「Sie」を使う相手からは、自分も「Sie」で呼ばれ、「Du」の場合も然りと思っていました。あまりに当たり前で、考えたことすらなかったと言うのがぴったりなくらい。

約一年前、もうクリスマスマーケットが出ている(実は去年のこの記事の日)私は卒業試験真っ盛り。必要なものが出てきたため買い物に出かけていたのでした。

WeihnachtsmarktDA.jpg
この日です。

急いでいるときに限って違うS-Bahn(Strassenbahn/シュtラーセンバーン/路面電車)に乗ってしまう私。S-Bahnが違う方向に走り出し気付き、とりあえず次の駅で降り、折り返しののS-Bahnがいつくるのか見てみると、かなり待たなくてはいけなかったので、

急いでいた私は、ここで待つより歩いて戻ろう、と思ったのも間違えだったようで、不幸はたて続きに起こる。あたりは暗いし人影もなくなってくい−。まさか迷った?

突然不安になり、仕方なく私の降りた停留場に向かおうとしたそのとき、私の後ろから声が聞こえてきます。

2人の子供で、8歳から10歳くらいの妹と兄という感じ。私がすかさず町の中心(Stadtmitte/シュタッtミッテ)はどの方向か聞くと、自分たちも今からクリスマスマーケットに行くから一緒に行こう、と言ってくれたのでした。(ホッ。)

私は、「Das ist sehr nett von euch.」(ダs イst ゼア ネッt フォン オイch/それはどうも親切に)

と、相手は子供ですから「Du」を使いました。《「euch」は、Duの複数形であるIhr(イア/あなたたち)のDativ》

とても礼儀正しい子達で、私が結構近くに住んでるけど道に迷っちゃって涙が出そうだったとは言えず「S-Bahnを乗り間違えて、知らない停留所で降りたら道に迷っちゃって。お店が18時に閉まるから、本当案内してくれて助かるわ。」と言うと「どのお店に行きたかったのですか?」といつまでも助けてくれようとする二人。

歩く途中、道案内の地図があり、現在「私たちはここにいるからもう直ぐです!」と励ましてくれる(?)兄。

weihnachtsmann.gif
サンタサン達(Weihnachtsmaenner/ヴぁイナchッメナー)
良い子はきっとサンタ(Weihnachtsmann/ヴぁイナchッマン)が見てるよ。



他愛のないことを話していて気付いたのは、私からは二人に「Ihr(du)」を使っていたけれど、彼らは最初から最後までずっと私に「Sie」だったことでした。

こんな場面では「du」と「Sie」が共存する(?)のだと。これは私の中でちょっとした発見だったのでした。

おそらく就学前だと、「du」で話しても「du」で返ってくるかなと。きっと「Sie」は小学校で徹底教育されるのではと踏んでます。

タグ:DU Sie
posted by らぬんける at 03:00| フランクフルト ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 基本(会話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by アシタカ at 2007年10月27日 15:37
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